3月に臨時休業になって以降、学校再開に向けての学校の取り組みを一部ですがお伝えします。
<非接触型体温計の導入>
所沢市教育委員会から全ての学校に支給されました。入学式の際には、保護者の方も含めて全員の体温を測定しました。朝の子どもたちの体温はピンクの健康観察カードに記入していただいていますが、測り忘れた場合や、熱がありそうに見える場合は保健室で測定しています。
<1年生の入学式準備>
すでに分散登校で教室には入っていますが、改めて6月1日の入学式に向けて準備を整えました。
<新しい生活様式など>
水道、トイレには順番待ちのラインを貼りました。
男子の小便器は間を開けて使います。
保健室は発熱等の病気対応エリアとケガ対応エリアをビニールで簡易的に分けました。
<陸稲(おかぼ)の種まき>
5年生が取り組んでいる陸稲(おかぼ)。陸稲とは、陸(畑)で育てる稲です。低地は水田で水稲をつくりますが、中富地区には水田はありません。台地のため、一面の畑です。そのような土地でも育てられるのが陸稲です。
中富小学校では、学校のすぐ近くに住む武田さんのご厚意により、陸稲の種まき体験と、成長の観察、収穫体験をしてきました。しかし、臨時休業が5月いっぱいまで続き、短時間の分散登校では種まきの時間が取れません。そこで、今年は5年生の担任をはじめとする教員で種まきを行いました。
順調に育てば9月頃には収穫になります。その頃には通常通りに登校して、子どもたちが収穫体験できることを願っています。
<図書のバーコード管理化>
これまで、図書館の整備は図書館ボランテティアの保護者の皆様に負担をかけてきた面がありました。今回、臨時休業になってしまったのを機会に、教職員で図書館の本をバーコードで管理できるように取り組みました。
まず、3月には全ての本を本棚から出し、バーコードシールを貼り付けました。約7000冊。本棚から出した本は、バーコードシールを貼ったものから順に積み重ねていきました。
登録作業は、1冊ずつ貼ったバーコードを読んでその本のISBN番号を入力すると、図書館管理ソフトが本の名前を検索して登録できます。新しい本はISBNもバーコードなので作業は楽ですが、それは2000冊ほど。残りは、ISBNの数字を読んで打ち込みます。
がんばって打ち込んでも1時間平均100冊ほど。臨時休業が3ヶ月続いたこともあり、何とか学校再開後に貸し出せる状態になりそうです。
また、4月より念願の図書館司書の勤務が始まりました。入力が終わった本から本棚に戻しますが、本の並べ方はアドバイスを受け、これまでとは変更しました。開館が楽しみです。