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神秘的☆彡ビオトープでヤゴの羽化が!

プールから救出した「ヤゴ」を少し前に、ビオトープに放ちました。

そのヤゴがもう羽化し始めています。

 

ヤゴの羽化とは、トンボの幼虫(ヤゴ)が成長して成虫になる過程です。

ヤゴは、水中で生活し、トンボの幼虫として成長した後、羽化し、

水上や陸上での成虫生活を始めます。  

 

【ヤゴの羽化の過程】
1. 羽化直前のヤゴ
ヤゴは、羽化が近づくと、水面に顔を出すようになり、気門から空気を取り込み始めます。

2. 羽化
ヤゴは、水から出て、地面や石などに着地し、背中が割れて胸や頭が出てきます。

3. 脱皮
ヤゴは、古い皮膚(表皮)を脱ぎ捨て、羽化し、成虫の姿になります。


4. 羽の乾燥
成虫の羽はまだ柔らかく、乾燥して硬くなるまで、しばらくの間は動かないでじっとしています。

5. 羽の伸長
羽が乾燥すると、成虫は羽を広げて、飛ぶ準備をします

 

ビオトープでは、カエルの変態の様子も見られます。

カエルは、生まれてから大人になるまでに、体の形が大きく変わる不思議な生き物なんです。

この変化のことを「変態(へんたい)」といいます

どんな風に変わっていくのか、順番に見ていこう!

1.たまご

まず、カエルのお母さんは、水の中にたくさんの「たまご」を産みます。このたまごは、ゼリーみたいなもので包まれていて、つぶつぶが集まっているのが見えます。

2.オタマジャクシ(えら呼吸の時期)

たまごから生まれてくるのは、カエルの赤ちゃん「オタマジャクシ」です。オタマジャクシは、魚みたいにヒレがあって、水の中でスイスイ泳ぎ回るんです。そして、みんなが息をする「肺(はい)」じゃなくて、「えら」という特別な器官で水の中から酸素を取り込んで呼吸するです。この頃は、草や藻(も)など、植物を食べるようになります。

3.足が生えてくる(肺呼吸への準備)

しばらくすると、オタマジャクシの体に変化が起き始めます。まず、後ろ足が生えてきて、次に前足も生えてくるんです。この頃になると、えら呼吸だけじゃなくて、肺呼吸もできるようになってくるんです。だから、時々水面に顔を出して、空気を吸っている姿が見られるようになります。食べるものも、だんだん昆虫などの動物性のものも食べるようになるんですよ。

4.しっぽがなくなる

足が生えそろうと、今度は長かったしっぽがだんだん短くなっていきます。しっぽの栄養を体に吸収して、体が大きくなっていきます。

5.子ガエル(陸上生活へ)

ついに、しっぽがなくなって、ちゃんとしたカエルの形になったら、子ガエルです!この頃には、もう肺で呼吸して、水辺の陸の上で暮らすようになるんです。小さくてかわいいカエルですね。

6.大人ガエル

子ガエルがさらに大きくなると、大人ガエルになります。大人になったカエルは、またたまごを産んで、新しい命をつないでいくんですよ。

どうかな?カエルの一生って、まるで魔法みたいに形が変わっていくのが面白いでしょう?この変態のおかげで、水の中と陸の上、両方で生きていけるんですね。