陸稲(おかぼ)の脱穀
武田さんの作業場で陸稲の脱穀をしました。
まず、脱穀機に陸稲を束にして入れます。支えていただいて、ここを体験しました。
脱穀機では、手前から送風することによって、重いものと軽いものを分けます。
軽いものは、遠くまで飛ばされます。細かくなった藁などが飛びます。
飛ばなかった重い籾(もみ)が下にたまります。
これを唐箕の中に入れて、さらに籾(もみ)だけになるようにします。向こう側に一番重いものが集まり、手前の緑のバケツは二番目に重いものが集まります。軽いものは右の方に飛ばされます。
一番重い物が集まる所は、ほとんどが籾(もみ)だけになりました。
この後、籾すりと精米をして、やっと普段食べているのと同じ白い米になります。
資料館にあるような道具を使うことができているのは、武田さんの手入れの良さがあります。調子が悪ければ分解して丁寧に清掃したり、部品を取り換えたりするそうです。子どもたちには、こういった機械や道具が実際に使えるところを見るのも貴重な機会です。本当にありがとうございました。